知ってた?「けりをつける」の意外な由来とは?
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豆知識
「けりをつける」という言葉がありますよね?
これは決着をつける、物事を終わらせるなどという意味ですが、この言葉の由来って何か知っていますか?
この言葉の由来を調べてみたのですが、けっこう意外なものでした。
今回はこの由来について解説していきます。
「けりをつける」の意味
「けりをつける」の意味は正しくは決着が容易でなかった物事に結論を出して終わりにすることです。
たしかに「けりをつける」という言葉は単純に何か物事を終えたときに使うのではなくて、いざこざがあっていろいろと大変なことをやっと終えようとするときに使う言葉ですよね。
そう簡単には使わない言葉なはずです笑
「けりをつける」の由来
では「けりをつける」の由来とは一体何なのでしょう?
「けりをつける」の由来とは
相手にけりを入れて勝負をつけたから
…
ではなく^^;
和歌や俳句で文末に「〜けり」をつけることが由来しているのです。
けっこう意外な由来ですよね笑
この「〜けり」という言葉はもともとは古典における助動詞で、「〜だった」という過去の意味や「〜だなあ」という詠嘆の意味があります。
古典の文章では文末に「けり」を付けて終わるものが多かったことから結末を迎えることができたという意味で使われるようになり、けりをつけるという言葉ができたのです。
なるほど納得です笑
つまり「けりをつける」の「けり」は足で蹴るほうの意味ではなく、古典の助動詞だったわけですね。
今度「けりをつける」の由来を説明するときがあれば、是非今回の内容を活用してみてください^_^
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