プラハの天文時計の歴史が凄い!?建立して605年経った今も現役で動いている!
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豆知識
10月9日は「プラハの天文時計が建立された日」であります。
Googleのトップ画像にもなり、話題となっているようですが、この時計の歴史が想像以上に凄かったので、紹介したいと思います。
プラハの天文時計とは?
プラハの天文時計とはチェコ共和国の首都プラハにある天文時計のことで、チェコ語でプラハオルロイ(Prague Orloj)とも呼ばれます。
カダン出身の時計職人であるミクラシュとプラハ・カレル大学の数学・天文学教授であったヤン・シンデルにより製作されたのですが、驚くのはこの時計、なんと1410年に製作され、今も現役で動き続けているのです。
今年で605周年になるほどの歴史を持ちます。
そんなプラハの天文時計には当然多くの歴史があったのですが、その歴史がなかなかに凄いものでした。
プラハの天文時計の歴史
プラハの天文時計は1410年に製作されましたが、この時期はちょうど機械式の時計が発明された頃で、数多く製作された天文時計の一つとなっています。
1490年に暦表盤の追加と時計本体へのゴシック彫刻による装飾が施され、
1552年に時計工匠のヤン・タボルスキによって補修されます。
その後も何度か動きが止め、そのたびに修正されました。
17世紀には動く彫像が追加され、
1865年〜1866年に大修復を行われました。
そして1945年に第2次世界大戦の真っ只中にあったプラハは駐留していたドイツ軍は降伏を迫られている状態で、連合国によって焼夷弾が放たれ、プラハの天文時計の木製の彫刻と暦表盤などが市庁舎や近くの建物と共に焼き尽くされました。
その3年後の1948年にプラハの天文時計は無事修復されますが、この修復には多大な労力があったとのことです。
このような歴史があったプラハの天文時計ですが、今は観光名所として有名になっており、2010年の600周年のときにはプロジェクションマッピングを用いたイベントも開催されました。
数々の修復があったものの製作から605年経った今も動き続けるプラハの天文時計は歴史的にもかなり価値のある建造物でしょう。
今度チェコによる機会があれば是非立ち寄ってみてください^_^
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