夏至の月は一年で最も赤く見えやすい?その理由とは?
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豆知識
夏至は昼の時間が1年で一番長い日であることはよく知られていますが、実は月の色が最も赤く見えやすい日でもあるのです。
今回はその理由について詳しくまとめてみました^_^
夏至とは?
そもそも夏至とは何かと言いますと、季節を表す二十四節気の一つで、毎年6月21日前後にあります。
夏至の日は一年で最も昼の時間が長く、逆に夜の時間が最も短い日でもあります。
これは夏至になると太陽の高度が最も高くなることが理由です。高度が高いということはそれだけ日照時間も長くなるということなので、その分気温も上がり、本格的に暑くなる夏がやってくるというわけです。
逆に最も太陽の高度が低くなる冬至は昼の時間が最も短く、その分温度も低くなります。
夏至の月は赤い?
夏至の時期になると太陽の高度が高くなると言いましたが、逆に満月の高度は最も低くなります。
それは満月のときは月が太陽の反対側にあるからです。
高度が低いと何が起こるのかと言いますと、赤く見えやすくなります。
これは地平線近くにある夕方や朝方の太陽が赤く見えるのと同じ理由です。
通常太陽には赤や緑、青などの様々な色が混じり合い白い色に見えますが、高度が低くなるとその分大気を通る距離が長くなるため波長の短い青い色は分散してしまい、波長の長い赤い色だけが残り赤く見えるのです。
また、夏至の時期は湿度が高いことも赤く見えやすい理由の一つです。
湿度が高いと青い色が分散しやすくなり、赤い色だけが残りやすいのです。
湿度の低い冬の時期はむしろ月が青白く見えるのはこの逆のことが起こっているからです。
これらのこともあり、夏至の月は赤く見えやすくなっています。
海外では6月の満月をストロベリームーンと呼んだりしますが、その理由はこの時期の月が赤くなりやすいためです。
赤い月というと不吉な考えもあるかもしれませんが、むしろこのストロベリームーンでは恋愛運をアップさせるという言い伝えもあるんだとか。
夏至の月は満月でなければストロベリームーンとは言えませんが、なかなか目にしない赤い月が見やすい時期ですので、一度くらい目にしておきたいところですね^_^
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