史上最大のダイヤモンド「カリナン」は3106カラット!?その大きさや使い道とは?
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豆知識
アフリカ南部のボツワナで、史上2番目となる1111カラットのダイヤ原石が発見されましたが、史上最大のダイヤはその約3倍となる3106カラットだったそうです。
今回はそのダイヤの大きさや気になる使い道などについてまとめてみました。
世紀最大のダイヤ「カリナン」とは?
3106カラットという世紀最大のダイヤは1905年に南アフリカのカリナン鉱山で発見されました。
このダイヤには「カリナン」という名称がついていますが、これは鉱山の所有者サー・トーマス・カリナンの名前にちなんで命名されました。
3106カラットはグラムにすると621.1gで、500mlのペットボトル以上の重さを持つダイヤということになります。
カリナンの大きさは高さ11cm、幅5cm、奥行き6cmで、一般的な500mlのペットボトルの高さ21cm、胴径6.8cmなので、ペットボトルの約半分くらいのサイズのようです。
だいたいこれくらいの大きさ?
実際にサイズを比較してみますと、ダイヤモンドにしてはかなりの大きさになりますね。
こんなサイズのダイヤモンドがついたアクセサリなんて普通は売っていないですからね笑
カリナンの使い道は?
こんなにまで大きなサイズのカリナンは、まず9つの大きな石と96個の小さな石に切り出されました。
この9つの石にはカリナンIからIXの名前が与えられ、全てイギリス王室か王族個人の所有物となったとのことです。
カリナンI〜IXのガラスのレプリカ
しかし、アフリカで発見されたのにどうしてイギリス王室の所有物となったかと言いますと、「カリナン」が発見されたトランスヴァール共和国の政府がイギリス国王エドワード7世の誕生日に贈ったためです。
これはトランスヴァール共和国はもともとイギリスの植民地であり、鉱山を所有していたトーマス・カリナン氏はイギリス人だったことが関係していると考えられています。
カリナンの中で最も大きい「カリナンI」は530カラットで、「偉大なアフリカの星 (The Great Star of Africa)」と呼ばれており、ロンドン塔に永久展示されています。
ちなみにダイヤモンドは地球上で最も硬い鉱物であることはよく知られていますが、同時にある一点をつくと簡単に砕けるへき開性という性質もあります。この一点をついてしまうと巨大なダイヤモンドも一瞬でバラバラになります。
このような難易度の高さから「カリナン」をカットした技師はカットに成功したとき極度の緊張で失神してしまったと言われています。
それほどまでにダイヤモンドのカットというものは難しいようです。
今回発見された1111カラットのダイヤモンドはどのように使われるのか、どのようにカットされるのか、そしてカットは成功するのか非常に気になるものです。
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