過激派組織「アルムラビドゥン」がマリの世界的ホテルを襲撃!?狙われた理由やイスラム国との関係などについて

公開日: : 政治

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2015年11月20日、マリの首都バマコで、過激派組織「アルムラビドゥン」世界的高級ホテルチェーン「ラディソンブル」に属するホテルが襲撃し170人が人質となりました。

この過激派組織「アルムラビドゥン」とはどのような組織なのか?

マリのホテルが狙われた理由や過激派組織「イスラム国」との関係などについて調べてみました。

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過激派組織「アルムラビドゥン」とは?

Al-Murabitoun-1

過激派組織「アルムラビドゥン」とは、国際テロ組織「アルカイダ」に関連する北アフリカの過激派組織です。

指導者は悪名高いアルジェリア人のモフタール・ベルモフタールという人物で、過去に米軍による空爆で死亡したものと考えられていました。

この組織はなんとあのイスラム過激派組織「イスラム国」に忠誠を誓っています

 

なぜマリのホテルが狙われたのか?

 11月20日、西アフリカのマリの首都バマコで武装集団が高級ホテルを襲撃し、170人を人質にしている。写真は武装集団が立てこもっているラディソン・ブル・ホテル(2015年 ロイター/Adama Diarra)

今回狙われたのはマリの首都バマコにある世界的高級ホテルチェーン「ラディソンブル」に属するホテルですが、このホテルは米国系のホテルチェーンとなっています。

人質は170人でその中にはアメリカ人やフランス人がいるとのこと。

この事件の犯人は約10人で、銃や手榴弾などを所持しており、「アッラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んでいたとのこと。

パリ同時多発テロでコンサートホールを襲撃した犯人も「アッラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んでいました。

 

これらのことから今回の事件はパリ同時多発テロと同様、イスラム国の拠点シリアへの空爆を行うアメリカ、フランスなどに対する報復だと思われます。

なお、マリが狙われた理由としてはマリがアルムラビドゥンがいる北アフリカに近い西アフリカに位置し、白人が多く済むホワイトアフリカであることなどが関係しているものと思われます。

 

 

イスラム国だけでなく、他の過激派組織までもが襲撃を行い始めています。

今もなお、イスラム国の拠点シリアへの空爆は行われているので、今後また過激派組織によるテロなどが起こる可能性は十分あるものと思われます。

なお、マリの襲撃事件に関しては人質はすでに開放されましたが、27人の遺体が確認されたとのこと。

亡くなった方々のご冥福をお祈りします。

 

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