亀田大毅が引退するきっかけとなった網膜剥離とは?その原因や症状などについて
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健康
亀田大毅さんが引退を発表しましたが、その理由は左目の網膜剥離による視力低下によるものとのことでした。
この網膜剥離とはいったいどのような病気なのでしょうか?
今回はその原因や症状などについて詳しくまとめてみました。
網膜剥離とは?
網膜剥離(もうまくはくり)とは、眼球の内側にある網膜という膜が剥がれ、視力が低下する病気のことを言います。
そもそも網膜とは、眼球の内側にある組織のことで、目に入ってきた光の刺激を脳へ伝達するため神経信号に変換する役割を持ちます。
この網膜が剥離することで、目に入ってきた光を脳へ伝達しにくくなり、視力が低下し、最悪視力を失うことになります。
原因は?
網膜剥離の原因としては、加齢や眼球への物理的ショックなどが原因で起こります。
具体的には、上記の原因により、網膜が裂けてしまう(網膜裂孔)ことで、そこから網膜が剥がれていく網膜剥離が起こります。
ボクサーであった亀田大毅さんは度重なる頭部への物理的ショックなどにより、この網膜剥離に発症したものと考えられます。
症状は?
網膜剥離は痛みがないため最初は気づきにくいそうですが、その前兆として飛蚊症があらわれることがあるそうです。
飛蚊症(ひぶんしょう)とは、何か物を見ているときに黒い虫のようなものが動いて見える症状のことです。
これは眼球内部の透明なゲル状の硝子体(しょうしたい)と呼ばれる物質にしわのようなものができることにより、起こる現象で、網膜剥離している人に起こりやすい傾向にあります。
ほかにも暗い場所で突然稲妻のような光が見えたり、急に視力が低下した場合は網膜剥離の可能性があります。
治療法は?
網膜剥離を治療するには目の手術を行う必要があります。
裂け目ができているだけの状態(網膜裂孔)では、「光凝固法」という治療法があります。
これは瞳孔から網膜の穴にレーザーを照射し、裂け目の周囲の網膜とその下の組織を焼き付ける方法で、網膜を剥がれにくくします。
網膜が剥がれてしまっている状態(網膜剥離)では、「硝子体手術」や「強膜バックリング法」と呼ばれる方法で、剥がれた網膜を元の位置に固定する必要があります。
手術後に目を動かしても問題はないようですが、1ヶ月程度は目を疲れない状態にしておいたほうがいいようです。
なお、亀田大毅さんは一度網膜剥離の手術を行っており、完治と診断されたそうですが、視力は戻らなかったそうです。
発症してしまうと最悪視力を失ってしまう網膜剥離は早期発見が重要です。
急に視力が低下した、飛蚊症がひどい、暗い場所で突然光が見えたなどの症状がある方は一度眼科で見てもらったほうがいいでしょう。
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