スーパームーンとはどんな現象か?地震や噴火とも関係がある?
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豆知識
皆さんはスーパームーンをご存知でしょうか?
これは月が普通よりも大きく見える現象のことですが、実はこの現象地震や噴火を引き起こす可能性があるとも言われています。
以下ではそんなスーパームーンに関する詳細についてまとめてみました。
スーパームーンはなぜ起こる?
スーパームーンとは、先ほども説明しましたが、月が普通よりも大きく見える現象のことです。
NASAの観測によれば、その大きさは最大で14%大きく、30%も明るくなるとのこと。
そもそもこの現象なぜ起こるのかといいますと、月は楕円状の軌道を描いていて地球からの距離が約35万7000kmから40万6000kmまで変化します。
この距離が最も短いときに太陽、地球、月が一直線上に並ぶと普通よりも大きく見えるスーパームーンとなるのです。
スーパームーンの発生頻度は1年に1回と意外と頻繁に起こるようですが、再接近してなおかつ満月のときは「エクストラスーパームーン」と呼ばれ、こちらは約18年に1回の頻度になるようです。
近年だと1974年、1992年、2011年、2014年にありました(必ず18年に1回というわけではないようです)
ちなみに2015年は9月28日にスーパームーンがあります。
地震や噴火にも影響する?
スーパームーンは実は地震や噴火を引き起こす危険性があるとも言われています。
2011年の東日本大震災や、2004年スマトラ沖地震のときも2週間以内にスーパームーンが発生しており、この影響があったのではないかと言われているくらいです。
実際、スーパームーンは月が近づく現象なので、少なからず接近した月の引力が地球にも影響を与えます。
月が近づくと潮汐力と呼ばれる力が強まり、海面の高さが変わるなどの影響があります。
また、深さ40km以内の比較的浅い地点で起こる地震に関して、月の引力により断層にかかる力が大きくなり、地震が発生しやすくなるという学説が存在するため影響がないとは言い切れないところがあります。
月が大きく、より美しく見えるスーパームーンですが、見る際は地震などに気をつけて楽しみましょう。
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