「木枯らし1号」って何?なぜ1号?2号はあるのか?詳しくまとめてみた
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豆知識
毎年この時期になると「木枯らし1号」という言葉を聞きますが、これは一体どういう意味何でしょう?
今回はなぜ1号なのか、2号はあるのかなどの気になるところについて詳しくまとめてみました。
木枯らし1号とは?
木枯らし1号の前に「木枯らし」とは何かといいますと
日本の太平洋側地域において晩秋から初冬の間に吹く風速8m/s以上の北寄り(北から西北西)の風のことで、冬型の気圧配置になったことを示す現象
参考:Wikipedia
のことを言うそうです。
「木枯らし1号」はその年の秋にはじめて風速8m/sの北寄りの風が吹いたときに付けられる名前であることから1号とつけられるようです。
つまり「木枯らし1号」が吹いたときというのは冬の訪れを示しているというわけなんですね。
ちなみに「木枯らし1号」は関東地方(東京)と近畿地方(大阪)でしか発表されないようです。
なぜ1号なのか?
似たような言葉に春の訪れを告げる風である「春一番」というのがありますが、「木枯らし一番」とは言いませんよね?
木枯らしはなぜ1号という名称なのかといいますと、その理由は使っていた人の違いにあります。
そもそも「春一番」というのはもとは漁師が使っていた用語で、どちらかと言うと俗称という感じです。
対して「木枯らし1号」はもとは気象庁の職員が使っていた用語で、気象用語の台風1号のように◯号とつけたほうが馴染みが深かったことから1号とつけられたと言われています。
このことから最初の木枯らしは「木枯らし1号」と呼ばれるようになったわけなんですね。
木枯らし2号はないの?
木枯らし1号があるということは台風の◯号のように木枯らし2号以降もあるのではと思うかもしれませんが、一応はあるようです。
ただ、木枯らし2号があったとしてもそれが発表されることはまずないことから一般的に使われることはほぼないようです。
発表されない理由としては、木枯らしは台風のように大きな被害を与えることが少なく、単純に冬の訪れを告げる風であることから発表されることはないようです。
木枯らし1号というのはこれから冬が訪れることを示しているので、発表されたときはしっかり冬の準備をしとおくといいでしょう^_^
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