ハリウッドで最も呪われた映画「アトゥック」とは?恐ろしすぎるその都市伝説について
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ハリウッドで最も呪われたといわれる映画「Atuk(アトゥック)」。
この映画は制作にあたって数々の関係者が亡くなったという恐ろしい話があります。
今回はこの映画についてまとめてみました。
アトゥックとは?
アトゥックとはイヌイット語で「おじいさん」という意味の言葉です。
この映画はもともと1963年にカナダのある作家が書いた小説をもとに映画にした作品とのことで、1980年代初頭の時点でアトゥックの脚本は完成していました。
内容はアラスカに住むイヌイットの集団がニューヨークに移り住み、生活習慣の違いからニューヨーカーと問題が起こるというコメディ映画となっています。
制作過程で起こった事件とは?
一見なんの呪いの要素も感じないこの映画ですが、制作過程で起こった事件が恐ろしすぎました。
当時のトップコメディアンであったジョン・ベルーシはこの作品に出演してくれるようオファーが来て、本人も快諾したことから出演が決まっていました。しかし、撮影準備に入ったときに薬物の多量投与が原因で33歳で亡くなってしまいました。
ジョン・ベルーシの死により、代役を立てる必要があったためスタンダップコメディ界(日本で言う漫才のようなもの)で非常に有名だったサム・キニソンが選ばれました。しかし撮影が始まった後、サム・キニソンがスタジオへ向かっている途中に交通事故に遭い、他界してしまいました。
それから数年が経ち、再びある俳優に出演オファーが届きます。その人はジョン・キャンディという人で、「ホームアローン」などの作品に出演していた有名な俳優でした。彼もアトゥックへの出演を承諾しましたが、就寝中の心臓発作で1994年に43歳という若さで亡くなりました。
また、この際、ジョン・キャンディの友人であり脚本家でもあったマイケル・オドノヒューも脳出血で亡くなっています。この人はアトゥックの脚本を友人のジョン・キャンディと読んでいたんだとか…
それからまた数年が経ち、なぜか再びこの映画を作ろうという話が出てしまいます。
今回はクリス・ファーレーという俳優にオファーが来ます。そしてこの人物も薬物の多量摂取で死亡します。
こんなことが起こってもまただれかがこの作品を作ろうと言い出します。
そして、今度はフィル・ハートマンという俳優にオファーが出されました。しかし、当然このようなことがあったためにフィル・ハートマンは出演を一時断りました。それでも出演をしつこく頼まれたため渋々主演のオファーを承諾しました。するとフィル・ハートマンは実の妻に射殺されて殺されてしまいました。
これ以降、この映画は完全にお蔵入りとなり、「アメリカ史上最も笑えないコメディー映画」と言われるようになりました。
今現在、この脚本がどこにあるかはわかっていないそうです。
しかしこのようなことが起こっているのになぜ何度も映画を作ろうとしたのでしょうかね。それほどまでにこの作品は魅力的だったのかもしれません。
ただ、再びこの映画が製作されることはあってはならないでしょうね。
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