【動画あり】皆既月食とはどんな現象?皆既日食とは少し違う?その詳細や頻度などについて
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豆知識
2015年9月28日はスーパームーンと皆既月食が同時に見られる非常に珍しい現象が起こりますが、欧米やアフリカに限られ、残念ながら日本では見られません。
ところでこの皆既月食とはどのような現象なのでしょう?
調べてみたところどうやら皆既日食とは少し違う現象のようです。
そこで、今回はこの皆既月食の詳細とその頻度などについてまとめてみました。
皆既月食とは?
皆既月食とは地球が太陽と月の間に入り、地球の影によって月が完全に覆われる現象のことです。一部分だけ欠けて見えるのを部分月食と言います。
一見、皆既日食と同じような現象に思われますが、皆既日食との大きな違いとして、皆既月食の場合は完全に地球の影が月を覆ったときに月が赤くなります。この現象は夕日と同じ仕組みで、赤い色は地球の大気によって拡散されて残るので、月が赤くなるのです。
これはブラッドムーンとも呼ばれる現象で、赤い=血を連想するため不吉な現象として見られる場合が多いです。
発生頻度は?
月食の発生頻度は年に1回か2回起こる程度です。時々3回起こる年もあります。
月食は21世紀の100年間では合計142回起こります(皆既日食が85回、部分日食が57回)
その一方で日食は年に最低2回、最多で5回起こります。
日食は21世紀の100年間では合計224回起こります(皆既日食が68回、金環日食が72回、金環皆既日食が7回、部分日食が77回))
そのため日食のほうが月食よりも発生頻度は多いです。
しかし、実際目にするのは月食のほうが多いです。
その理由は月食は月が見えていれば地球上のどこからでも観測可能なのに対し、日食は月の影が地球表面を横切る帯状の限られた地域でしか見られないためです。
実質月食のほうが見ることができる確率が高いというわけです。
ちなみに今回の皆既月食とスーパームーンが同時に起こるのは実に33年ぶりなんだとか。次起こるのは2033年だそうです。
この皆既月食とスーパームーンについて解説している動画をNASAが投稿していたので、貼っておきます。
以上、皆既月食についてでした!
スーパームーンの詳細は以下の記事でも解説してますので参考にどうぞ。
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