日本の光化学スモッグはどれくらい危険?中国との比較は?

公開日: : 豆知識

日差しが強い時期になってくると光化学スモッグというものをよく見かけるようになりますが、日本の光化学スモッグはどれくらい危険なのでしょう?

中国との比較も気になったので、詳しく調べてみました。

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光化学スモッグとは?

光化学スモッグとは、主に自動車や向上などから排出される排気ガスが太陽の光に当たって有害な物質に変わり、霧のように大気に現れたもののことを言います。

排気ガスが太陽の光により有害な物質に変わるのには条件があり、

  • 気温が25℃以上
  • 日中に2時間半以上晴れている
  • 風がない、弱い

ときに起こりやすいとのこと。

このため光化学スモッグは夏頃の日差しが強い時期に起こりやすくなっています。

 

光化学スモッグの症状は?

光化学スモッグが発生すると、以下のような症状が起こります。

  • 目がチカチカする
  • 目が痛くなる
  • 咳が出る
  • 喉が痛くなる

重度になると以下のような症状が発生します。

  • 頭痛
  • 吐き気
  • 呼吸困難

 

日本の光化学スモッグの危険性は?

日本では光化学スモッグの元となる光化学オキシダントの濃度により注意報などを発令するよう定められています。

それが以下の通りです。

  • 光化学スモッグ予報:オキシダント濃度が高濃度になることが予想されるとき
  • 光化学スモッグ学校情報:オキシダント濃度が0.1ppm以上の状態が継続するとき
  • 光化学スモッグ注意報:オキシダント濃度が0.12ppm以上の状態が継続するとき
  • 光化学スモッグ警報:オキシダント濃度が0.24ppm以上の状態が継続するとき

オキシダント濃度が100ppb以上になると学校などにその情報が伝えられるようです。

 

日本の都内41地点で光化学オキシダントが0.12ppm以上となった日数の推移をまとめたものがこちらになります。

参考:http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2016/12/14/05.html

近年は減少傾向にあり、着実に光化学スモッグは減ってきているようです。

実際過去3年間以内に光化学スモッグによるものと思われる健康被害の届け出はゼロだったようです。

少なくとも2000年より前のような頻繁に光化学スモッグ注意報が発令される時期よりは安全になりつつあると考えられます。

 

中国と比較するとどうなる?

気になるのが、高度経済成長期にあり、最近大気汚染が問題となっている中国との比較です。

国立環境研究所による直近3日間の東アジアの光化学オキシダントの濃度推移が以下のようになります。

2017年5月19日の光化学オキシダント濃度

2017年5月20日の光化学オキシダント濃度

2017年5月21日の光化学オキシダント濃度

思ったよりも中国は濃度が高くない…というかむしろ日本のほうが濃度が高いです^^;

いったいなぜなのでしょう?

 

おそらくこの原因として考えられるのは

最近の中国は大気汚染の影響で晴れの日でも常に空が霞んでいるという現象が起こっており、日差しがむしろ当たらないため光化学スモッグが発生しにくいのではと思われます。

>>中国のPM2.5が深刻過ぎる!?日本への影響とは?身体への影響についても

 

中国よりも日本の濃度のほうが高いという意外な結果でしたが、ほかの大気汚染の影響で日差しが当たらないから光化学スモッグも発生しにくいと考えますと納得できますね^^;

日本では以前のように頻繁に光化学スモッグ注意報が発令されることはほとんどなくなったようですが、それでも発令されたときは注意が必要です。

発令されたときは外出をひかえる、外での激しい運動はしないなどして対策しておいたほうが良いでしょう。

 

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