お彼岸の意味、由来って何?日付はどう決まるの?
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豆知識
日本では毎年「お彼岸(おひがん)」というものがありますが、この意味や由来とはいったいどのようなものなのでしょう?
日付の決まり方なども気になったので、調べてみることにしました^_^
お彼岸の意味、由来とは?
彼岸というのはもともとは仏教の言葉で「煩悩に満ちた現世である此岸(しがん)を離れて修行を積むことで煩悩を脱し、悟りの境地に達した世界である彼岸に到達する」という意味があります。
つまりは修行を積んで悟りの世界に達するという意味で使われていました。
しかし、日本ではお彼岸といえばお墓参りをする日として定着しています。
この理由は平安時代の頃に今のお彼岸の時期に真西に沈む太陽を見て極楽浄土を思い描き、修行をするようになったということと
日本人が先祖や自然に感謝するという習慣があり、お彼岸に生かされていることへの感謝、ご先祖様への感謝の気持ちを込めるようになったことが由来だと言われています。
日付の決まり方は?
お彼岸には春彼岸と秋彼岸というものがあるのですが、これはそれぞれ春分の日、秋分の日を基準にして決められています。
内閣府が発表する「国民の祝日について」によりますと
春分の日:自然をたたえ、生物をいつくしむ
秋分の日:祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ
となっており、先祖や自然に感謝する日本の習慣に適したこの期間がお彼岸となっているようです。
ちなみに2017年のお彼岸は以下の通りです。
春彼岸
彼岸入り:3月17日
彼岸の中日(春分の日):3月20日
彼岸明け:3月23日
秋彼岸
彼岸入り:9月20日
彼岸の中日(秋分の日):9月23日
彼岸明け:9月26日
となっています。
彼岸入りはお彼岸の始まり、彼岸明けはお彼岸の終わりを意味します。
お彼岸はもともとはお墓参りをする日ではなかったんですね^^;
日本人ならではの風習が影響していたようです。
とはいえご先祖様への感謝は大事にしたいですね。
お彼岸の時期はこんな意味があったんだと思いをはせながらお墓参りをするのもいいかもしれませんね^_^
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