甘味料ステビアはほんとに安全?避妊に使われていた?その危険性の真相とは
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健康
植物由来の甘味料の一つにステビアというものがありますが、砂糖の300倍も甘く、なおかつ低カロリーであるので、清涼飲料水やスナック菓子、ダイエット用食品などで使われることがあります。
しかし実はこのステビア、一部の先住民が避妊のために使っていたという話もあるのです。
そこで今回は、気になるこのステビアの安全性の真相についてまとめてみました。
ステビアとは?
ステビアとは、南アフリカを原産としたキク科ステビア属の植物です。
砂糖の300倍も甘く、低カロリーであるので、清涼飲料水やダイエット用食品、糖尿病患者用にも使われています。
16世紀頃からパラグアイやブラジルなどで利用されるようになり、甘味料としてだけでなく、医療用として心臓病や高血圧の治療などでも利用されていたとのこと。
避妊用として使われていた?
そんなステビアですが、ペルーの先住民が避妊に使用していたという話があります。
過去に行った研究ではラットの妊娠率が低下したという結果が報告されており、ステビアには避妊効果があるのではと疑われています。
厚生省の見解では避妊効果は否定されていますが、WHOではデータ不足としていながらも長期的な避妊作用があると認めていたり、オランダの保健所の内政局長ポール・ヴァンダー・ヴェルペン氏がステビアの長期摂取で不妊を引き起こす可能性があるなどとして、いまだにその危険性を訴える研究者もいます。
2型糖尿病の改善につながる?
ステビアは避妊効果が疑われる一方で、2型糖尿病の改善につながるという研究結果も発表されています。
2型糖尿病は生活習慣病の一つで、世界的に大きな問題となっている病気の一つでもあります。
研究結果によれば、ステビアは他の砂糖や人工甘味料と比較して食後の血糖値とインスリン値が下がったということが判明しています。
このことからステビアには糖尿病には効果的として、治療の一環に用いられているそうなのです。
結果的にステビアは避妊効果の疑いはありますが、糖尿病などには効果的なので、医療用に向いている甘味料なのかもしれません。
その危険性がはっきりしていないので、普段摂取するときは少量なら問題ないのかもしれませんが、あまり大量に摂取することはおすすめできないものといえるでしょう。
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